脂質異常症をまとめる by NHK今日の健康 パート1 

公開日:2017/03/02

現代病の一つ「脂質異常症」について

脂質異常症とは早い話が

「血中コレステロール濃度」

によって診断される病気(?)です。

もっとシンプルに言うならば

「血液中の脂が多い状態」

という事になります。

具体的な診断基準はこちら。


画像引用:http://ur0.pw/C0jn

健康診断で出る数値だと思うので、比較的身近な数値では無いでしょうか?

脂質異常症自体が聞き慣れない言葉だとしても「コレステロール」という言葉は良く出てきているので知っている人の方が多いかもしれませんね。

「自覚症状が無い」ので治療に取り組む人は少ない

高脂血症の特徴の一つが

治療を行っている人が少ない

という事だそうです。

これは高血圧と同じで、

基本的に自覚症状が無い

という事なので、自分が「高脂血症」だと気付いていないのが原因との事。

※但し、番組中で「治療を継続していない」とされている人は「コレステロールが高い」とされている人だそうで、決して「高脂血症です」と診断をされた人では無さそう。

高脂血症は動脈硬化→狭心症・心筋梗塞へのリスク

脂質異常症の厄介なところは

動脈硬化のリスクが非常に高い

という事です。

動脈硬化のリスクが高いという事は、必然的に

  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 脳卒中

に繋がるリスクを抱えるという事です。

典型的な生活習慣病だと思います。

悪玉コレステロールと善玉コレステロールのお話。

番組中でもお医者さんが仰っていましたが、

コレステロールは善玉も悪玉も基本的には

「大切な役割をもった物質」

である事においては共通しています。

それを僕らが悪玉とか善玉とか勝手に定義しているだけ。

というか、僕らが不摂生をして身体を振り回しているだけなんですよね。

その点を勘違いしてはいけないと思います。

HDLとLDL、そしてコレステロールを切り離そう。

コレステロールの話はかなり迷走しています。

多くの方は、

  • 悪玉コレステロール=LDLコレステロール
  • 善玉コレステロール=HDLコレステロール

という区分で理解をしていると思うのですが、

より正確にコレステロールを理解する必要があると思います。

そこで、

  • HDL
  • LDL
  • コレステロール

という区分けで考えてください。

上記3つは別の存在です。

HDLもLDLも「リポタンパク」の一種である。

HDLもLDLもリポタンパク質という物質の一種です。

他にもVLDLとかカイロミクロンというものもあるのですが、今は余り気にしなくて良いと思います。

リポタンパク質の役割は何?

リポタンパク質の持つ役割は血液中において不溶性の脂質を「血液で運搬できる形」に変える事だと考えてください。

物凄く簡単に言ってしまうと

「そのままでは血液中を運搬できないので、血液中でも運搬できる形に変えた」

という事です。

なので、リポタンパク質であるHDL・LDLがコレステロールを保有すると、

  • LDLコレステロール
  • HDLコレステロール

という形になる訳ですね。

そして、どうしてそういう事が必要になるのかというと

不溶性の脂質を血液経由で運搬する為の便宜上の姿

という事になります。

悪玉コレステロールとは


画像引用:http://ur0.pw/C0l8

名前だけ見たら「悪い事をするコレステロール」という感じが満載ですが、実際は違います。

悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールなのですが、

正確には

  • LDLコレステロール
    • 悪玉コレステロール

という階層になっています。

ここ「LDLコレステロール=悪玉コレステロール」というイメージになりがちなので注意が必要です。

LDLコレステロールとは何か

往路(行き道)を進む血中コレステロールの姿です。

つまり、肝臓から抹消組織へと血液経由で運ばれているコレステロールです。

宅配便で各家庭に届けられるイメージですね。

リポタンパク質であるLDLにコレステロールが結び付いた形です。

悪玉コレステロールとは何か

では、動脈硬化を引き起こすとされる「悪玉コレステロール」とは何か。

それは血中LDLが増えすぎた時に、血管壁へと入り込んでしまった一部のLDLコレステロールの事。

つまり

血管壁に入り込んだ時点で「悪玉コレステロール」という定義になる訳です。

だから、LDLコレステロールがそのまま「悪玉コレステロール」という訳ではないんですね。

血液検査がLDLコレステロール値で判断されるのは何故?

悪玉コレステロールそのものを血液検査から判別するのは多分無理だと思います。

でも、悪玉コレステロールが起こるのは、

「血中LDLコレステロールが過剰な時」

という大前提がありますので、血中LDLコレステロールの値から悪玉コレステロール、動脈硬化のリスクを導き出すのは可能です。

コレステロールを届けた後のLDLはどうなる?

抹消組織にコレステロールを供給したLDLは肝臓に回収されます。

善玉コレステロール(HDL)とは


画像引用:http://ur0.pw/C0l8

コレステロールの中では優等生とされている善玉コレステロール(HDL)ですが、

こちらは完全に

善玉コレステロール=HDLコレステロール

という認識で大丈夫です。

構造としては「HDL」というリポタンパク質に「コレステロール」が結び付いたものとなります。

善玉コレステロール(HDL)の役割とは

善玉コレステロールとは

復路(帰り道)を進む「回収された余剰コレステロール」の姿です。

つまり、抹消組織から余ったコレステロールがHDLによって回収され、血液経由で肝臓へと運ばれている状態です。

血管壁に入り込んだ悪玉コレステロールも「余剰コレステロール」なので、回収対象となります。

なので「HDL」は動脈硬化を防ぐ善玉となる訳ですね。

コレステロールを回収するHDLが本来のヒーロー

コレステロールの話になると、どうしても「HDLコレステロール(善玉コレステロール)」がヒーローだ!

といった扱いになりがちなのですが、

善玉コレステロール(HDLコレステロール)はあくまで

「回収されて肝臓に戻る途中のコレステロール」

に過ぎません。

動脈硬化を防ぐ役割を持っているのは、悪玉コレステロールを回収する「HDL」というリポタンパク質です。

なので、本当のヒーローは「HDL」なんですよね。

 

中性脂肪はLDLコレステロールと仲が良い。

コレステロールとは別の物質である中性脂肪ですが、LDLコレステロールと非常に仲が良いそうです。

どう仲が良いのかというと

LDLコレステロールを小型化し、血管壁に入り込みやすい形にするとの事。

更にHDLの数を減少させる働きをするそうです。

具体的なメカニズムについては説明が無かったので、研究中なのかな?と思います。

中性脂肪が多いという事は、脂質は余り気味の可能性も。

中性脂肪が多いという事は、肥満体型であることが多いですから、

血中コレステロールも高めだろうし、食事も脂質が多めになる事が多いと思われます。

なので、物凄くざっくり言うと

「肥満傾向の人は血管壁にプラークが形成されやすい」

という事でいいのではないかな。

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