脂質異常症をまとめる by NHK今日の健康 パート3 

公開日:2017/03/02

過去記事一覧

脂質異常症をまとめる by NHK今日の健康 パート1 

脂質異常症をまとめる by NHK今日の健康 パート2 

食後高脂血症について

食後高脂血症とは食後の血中脂肪(中性脂肪)が急激に増える事です。

食後高血糖の脂肪版と考えて良いと思います。

ただ、健康な人であっても食後は血糖値同様に血中脂肪も増えますので、

問題となるのは

「時間が経過しても下がらない」

という点だと理解すればOKです。


画像引用:http://ur0.pw/C0Bn

この図を見てもわかるように、

正常な人も食後高脂血症の人も食後の数値の上がり方は似たようなものなんですね。

ただ、その後の数値は

  • 正常は下がる
  • 食後高脂血症は上がる

ここに大きな違いが出てきます。

食後高脂血症の原因とは何か?

食後高脂血症の原因は摂取した「中性脂肪」の分解が遅いという事にあります。

本来、摂取した中性脂肪は

  • 中性脂肪
    • →脂肪酸

へと加水分解がかかります。

運動時の脂肪分解と同じですね。

食後高脂血症の場合はこの「中性脂肪の加水分解」がスムーズに進まず、血管中に中性脂肪が「レムナント」と呼ばれる「塊」の状態で留まってしまうのです。

血中での脂肪分解の機能不全

これが食後高脂血症の原因です。

レムナントとは「分解途中の中性脂肪」の事。

食後高脂血症の解説の際、

  • 中性脂肪
  • レムナント

という言葉が良く出てきます。

中性脂肪とレムナントの違いがわからずに「?」となる方も多いようですが、

基本的には同じ「中性脂肪」です。

加水分解途中の中性脂肪を「レムナント」と呼称しているだけなんですね。

なお、レムナントにはコレステロールも含まれているそうです。

食後高脂血症のリスクとは何か?

食後高脂血症の状態になると、血液中にレムナントが沢山居座っています。

血中に余分な脂質が沢山ある状態ですので、当然余剰分は血管壁へと入り込みやすくなり、

動脈硬化のリスクを高めます。

その先は当然、

  • 心筋梗塞
  • 狭心症

といった疾患のリスクを高める事にも繋がります。

食後高脂血症は空腹時の検査ではわからない。

食後高脂血症は「食後」の血中脂質の変動で判明する病気です。

かといって食後に「血中脂質」を測れば良いという訳では無く

  • 12時間の絶食
  • その後高脂肪食の摂取
  • 食後の1時間後~8時間後まで採血を繰り返す
  • 検査中はベッドで安静

と非常に面倒な検査となります。

個人的には何故「高脂肪食」なのかが良く分からないのですが、変化をよりはっきりさせたい為なのかもしれません。

「脂肪分解の機能不全」であれば通常の食事であっても食後血中脂質の変化は上昇後に下降しないという形になると思うので。

食後高脂血症はメタボリックシンドロームと関係が深いそうです


画像引用:http://ur0.pw/C0Bn

食後高脂血症は

  • 糖尿病
  • メタボリックシンドローム

を患っている方に多いそうです。

「インスリン抵抗性」

が関係すると考えらているとの事。

体内に常に脂質が余っている状態になると、段々と脂肪分解の機能が低下していくのかもしれません。

1つだけ言えるのは

食べ過ぎの人に多い疾患なので、「家族性高コレステロール血症」とは違い、生活習慣で改善が図れる可能性が高いという事です。

食後高脂血症は生活習慣病ですね。

関連記事

コメントは利用できません。

最近のコメント

    カテゴリー

    ページ上部へ戻る