血管を若返らせる一酸化窒素「NO」について

公開日:2017/03/07

血管を若返らせる一酸化窒素

2016年頃からTVで良く取り上げられていた「若返り因子」が

一酸化窒素「NO」

でした。

軽い運動を継続的に行う事で血液中に一酸化窒素「NO」が生じ、血管壁をしなやかにする。

血管壁がしなやかになる事で

  • 高血圧の防止・予防
  • 血管年齢の若返り
  • 生活習慣病の予防・防止

といった健康効果を期待できるというもの。

運動すれば血管は若返る

という事だけ覚えておけば良いと思います。

一酸化窒素「NO」はこうして生まれる。

TVで一酸化窒素「NO」が説明される時、

「運動すると出てくる成分」

といった言い方が多いと思います。

これは確かにその通りなのですが、余りにざっくりし過ぎです。

もう少し掘り下げて一酸化窒素「NO」が分泌される仕組みを説明したいと思います。

血管内皮の摩擦で生まれる。

一酸化窒素が生まれる仕組みはこれです。

血管内皮が擦られる事で生じます。

では、血管内皮を擦るのはどうすれば良いのか?

血流です。

但し、一定の摩擦の強さが出て初めて一酸化窒素「NO」が分泌され出すそうです。

その「摩擦の強さ」を出す為に必要な事が「運動」という事になります。

  • 心拍増加による血流の促進
  • 交感神経による血管の収縮

これで

  • 血圧が高まる
  • 血管内皮の摩擦が増える
  • 一酸化窒素「NO」が生じる。

という流れになります。

だから

「運動をすると血管が若返る」

という理屈が成り立っていたんですね。

一酸化窒素「NO」はどうやって血管を若返らせる?

運動をすることによって血管内皮が摩擦され、一酸化窒素が生じる。

ここまでの流れは上記の通りです。

では、一酸化窒「NO」はどうやって血管を若返らせるのか。

そこが気になるところです。

それは

「血管の平滑筋を弛緩させる」

という事なんですね。

現代人の血管は固く、動脈硬化を起こしている事が多い。

その固い血管を柔らかくして、若返らせるのが一酸化窒素「NO」の働きという訳です。

使う事でより柔軟になる。これは大切。

血管を若返らせる「一酸化窒素「NO」」が取り上げられ、その一酸化窒素を沢山出す為に「運動」が最適だという紹介をされているせいか、

一酸化窒素を出す為に運動をする

という認識の人が多いです。

これは考え方、捉え方の違いだけだともいえるのですが、

もっと大きな物差しで健康を見つめる為にも

  • 一酸化窒素を出す為に運動をする[×]
  • 運動をした結果、一酸化窒素が出てくる[○]

こういう捉え方をした方が良いと思います。

一酸化窒素は血管を若返らせてくれます。

でも、それはあくまで「運動効果」のほんの一つに過ぎません。

運動の可能性はもっともっと奥深いものなのです。

やはり偉大なのは「NO]というより運動だと思います。

今回は一酸化窒素「NO」にスポットをあてた解説になっていますが、

結局は「運動をすれば身体は若返る」という事で良いです。

運動は「魔法の薬(magic pill)」と海外では呼ばれているそうです。

運動というと大げさですが、

「身体を動かす事」

これは僕ら「人間の基本設計」ですから動かせば動かすほどに

「本来の健康」

へと近付いていきます。

追記:「血管が若返る」なら「骨格筋」「内臓」だってそうじゃないか?

運動をして、血管内皮を摩擦させれば一酸化窒素が生じます。

そして結果的に「血管を構成している平滑筋を弛緩させる」という形で血管を若返らせます。

この「収縮させると弛緩する」というのは平滑筋に限るものでしょうか。

僕は骨格筋や内臓筋(平滑筋の事)も同様だと思っています。

  • 使えば柔軟になる。
  • 決して鍛える訳じゃない。
  • 適度に使ってあげる事。

僕ら人間は骨格を筋肉が包む形で成り立っています。

内臓も筋肉です。

血管も筋肉です。

その筋肉のうち、血管だけが使えば弛緩させる一酸化窒素「NO」が出てくるのか。

他の筋肉も因子こそ違えど、使ってあげる事で弛緩する仕組みはあるのではないか。

僕は普通にあると思います。

根拠となる科学的データは無いのですが、臨床経験から言うと「ある」と思うなと。

だからみんな、気軽に運動に取り組みましょう!

一定強度を超えた瞬間、運動は「マジックピル」と変わるのですから!

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