「頭は正常」だから余計に現実が堪える。

公開日:2017/02/02

椎間板ヘルニアは「神経痛」以外は全部正常なので辛い

椎間板ヘルニアはぎっくり腰と同じで「痛み(痺れ)」というわかりやすい症状以外は健康そのものです。

腰が炎症を起こしているならまだしも、本当に神経痛だけの場合は「神経障害」が出る状況になるまでは普通の健康な人です。

僕の場合は一定の角度に背中を伸ばさない限りは何でも普通にできました。

ただ、背中を伸ばせないので、完全に社会生活どころか日常生活すら送れませんでしたけど。

「背中をまっすぐ伸ばす」ってあらゆる行動と結びついているんだと学びました。

話がそれましたが、

この「行動は制限されるけどそれ以外は正常」というのが実はキツイ。

考える時間が山ほど与えられるので、マイナス思考に拍車がかかってしまうのです。

何故か悪い事ばかり考えてしまう。

自分の状況がよく分かっていない時、人間は悪いほうへ悪いほうへと考えてしまいます。

神経痛によって身動きが取れない時の僕もそうでした。

  • 「この痺れが一生残ったらどうしよう」
  • 「この痺れとは一生の付き合いになるのかなぁ」
  • 「普通の人生って送れるんだろうか」

消えない痺れに対する不安が頭を常によぎるんです。

「良くなったらあんな事をしよう」なんて前向きな何かを考えたいのですが、考える為の材料が何処にも無い。

克服するための手段がまだ見えていないので希望が全く持てないのです。

出口の見えないトンネルの中でもがいているようなもの。

「正確な情報」が手元に無い限り、この不安と焦りは無限ループになると学びました。

夜なんて特に悲惨。思考が一層ネガティブになる。

昼はまだ明るいですし、周囲の生活音も耳に入るので気持ちが保てます。

ですが、問題は夜です。

静かに寝静まった夜に目が冴えてくるともう駄目です。

  • 真夜中
  • 独りぼっち
  • 身動き取れない

不安がどんどん募っていきます。

自分の人生はこの先どうなっていくんだろうか。

そんな「今考えても仕方がない」ことばかりを考えてしまうのです。

夜は不安を一層大きなものにする。

中々難しいですが、夜はなるべくぐっすり眠れるようにしましょう。

場合によっては軽い睡眠剤を使っても良いと思います。

周囲の誤解を生みやすいのも実は「この特徴」のせい

この「神経痛以外は元気」という厄介な点。

これは僕ら患者自身に留まらず、周囲への誤解の原因ともなりやすいです。

何せ頭は正常なんです。

風邪なら頭がボヤァ~っとしていて見ていて辛そうです。

咳をゴホゴホしていたら尚わかりやすい。

パッと見でも体調不良が良くわかります。

ですが、一方のヘルニアはどうでしょうか。

確かにいざ立とうとすると見てて痛々しい程の不自然な動きになる。

でも、寝ている状態だと極めて健康な人。

論理的な会話もできるし議論だってお手の物。

身体の何処が悪いのかがさっぱり伝わらない。

だから「腰痛みたいなもの」という認識になりがちなんです。

そして「腰痛」や「ぎっくり腰」は2~3日で良くなるもの。

湿布を貼って、コルセットを巻けば仕事に出れるもの。

そういう認識で僕らヘルニア患者を見てしまう。

ヘルニア患者にはそれ無理なんですって。

これが伝わらない。

 

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