坐骨神経痛を知ろう

公開日:2017/02/03

結局、下肢神経痛は坐骨神経痛といっていい。

坐骨神経痛を単独の疾患の様に捉える人がいますが、坐骨神経痛は「症状」名です。

坐骨神経に沿って神経痛が走っていれば全てが「坐骨神経痛」になります。

なので、僕が地獄を見たヘルニアの神経痛も「坐骨神経痛」なのです。

膝裏からは「総腓骨神経」と「脛骨神経」に分岐するので、この両神経に関わる症状も広義の「坐骨神経痛」に分類しても問題無い気がする。

もう「お尻から足先までの痺れは坐骨神経痛みたいなもの」といってもいい気もする。

それくらい、坐骨神経痛は広範囲に渡る神経痛です。

「私、坐骨神経痛で~~」で止まっていると解決策が見えない。

坐骨神経痛を持っている患者さんの場合、坐骨神経痛を引き起こしている原因を特定しなくてはいけません。

何せ、坐骨神経痛を引き起こす可能性がある疾患って案外多いんです。

  • 脊柱管狭窄症
  • 腰椎すべり症
  • 椎間板ヘルニア
  • 梨状筋症候群
  • 仙腸関節の歪み
  • 仙骨の歪み
  • 腰椎の歪み
  • 股関節の歪み
  • 筋肉のこり

代表的なものを挙げましたが、他にも色々あるかもしれません。

自分の疾患を「坐骨神経痛」という「症状名」で止めているということは、上記のどのケースに自分があてはまるのかを明らかにしていないということになります。

これだと「坐骨神経痛の根本治療」なんて無理ですよね。

アプローチすべき対象が見えていない訳ですから。

これ、案外多いと思います。

「坐骨神経痛持ちなんです」という患者さんに「何から来てる坐骨神経痛なんですか?」と聞いても

「私、坐骨神経痛なんです」

という返事が返ってくる。

つまり、坐骨神経痛が「症状名」ではなく「疾患名」だと勘違いをされているんです。

片頭痛もちの方が慢性化するのも同様の理由からだと思います。

「原因疾患」らしきものを見つけたらまずそこから。

坐骨神経痛の治療とは「坐骨神経痛を引き起こしている疾患の治療」に他なりません。

ですが、坐骨神経痛は本当に色んな疾患から派生して起こる症状ですので、絞り込みなんてそう簡単にはできません。

 

ですので、消去法が一番良いと思います。

 

坐骨神経痛の治療の際には、身体の状態について検査をするはずです。

その過程で

  • 股関節
  • 仙腸関節
  • 膝関節
  • 脊椎
  • 筋力
  • 柔軟性

などの身体の情報がどんどん明らかになっていきます。

この時点で「坐骨神経痛に繋がる可能性」が色々と出てくるはずです。

複数出てきた坐骨神経痛に至りそうな経路。

その中からどれを選ぶのかは患者である我々が選ばなくてはいけません。

個人的には低リスクな選択から消し込むのが良いと思う。

身体の状態を把握した結果、坐骨神経痛の可能性が色々と明らかになりました。

どれが「正解」かは現時点ではわかりません。

では、どの可能性から潰していくのか。

僕は低リスクなものから潰すことをおススメします。

わかりやすく言うなら「関節」よりも「筋肉」から入る形です。

関節を調整するのはリスクが低いといっても「0」ではありません。

ですが、筋肉を調整するのはリスクはほぼ「0」に近いといえると思います。

ただ、関節矯正に比べると即効性には欠けてしまいます。

一長一短になってしまうので、どの選択肢を取るのかは患者さんの「必要性」に応じて決めるのが良いと思います。

  • 多少のリスクをおかしても急ぎで仕事に復帰したい
  • 多少の時間は構わないから安全にいきたい

どちらも「あり」の選択です。

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