厳密に「神経痛」と「炎症痛」と「その他の痛み」を区分は誰もできないんじゃないか。

公開日:2017/02/10
最終更新日:2017/02/15

厳密な「痛みの区分」なんて多分神様にしかできないと思う。

  • 「神経痛」
  • 「筋肉痛」
  • 「炎症痛」
  • 「内臓痛」
  • 「関連痛」

色んな「痛み」の定義がありますけれど、厳密に「これは○○痛で間違いない」と絞り込む事って神様にしかできないと思います。

余程わかりやすい再現性が見られない限り。

物凄くお金と時間と手間をかけたら絞り込めるのかもしれませんけど、それってもう非現実的な話になっちゃいますよね。

実際に病院で「坐骨神経痛」や「神経痛」といった診断を受ける時って、殆どが患者さんの「自己申告」をベースに出されていると思うのですが、考えてみるとその時点で凄い大雑把な気がします。

僕らが思っている以上に「多分そうだろう」という認識での診断って多いと思う。

それが悪いとかではなくて、僕らは「そういう状況に身を置いている」という事の理解は重要だと思います。

明らかに過大評価を医療にしてしまっているんですね。

「先生が言うから間違いないんだ」と。

それは危険ですよ、先生が悪い訳ではなくて「医療ですらまだそんなもんなんです」というお話です。

本当に大切なのは「厳密な区分」では無いのかもしれない。

「神経痛」か「炎症痛」か。

果ては「内臓痛」か「関連痛」なのか。

ある程度の識別判断は必要だと思いますが、その先の「間違いない」というレベルまでの絞り込みを「診断」に求めるのはナンセンスなんでしょうね。

かといって「多分、これだろう」という鑑別診断無しの直結診断みたいな形もあんまり良くない。

僕個人の理想論としては

「鑑別診断を行いつつ、可能性の高いものからアプローチして絞り込んでいく」

というのが一番だと思います。

患者にとって一番納得がいく。

治療方針を立てる段階ではまだ複数の可能性が残されている。

ただ、医師や専門家の臨床経験上、この場合はこのケースが多かったのでそこからアプローチしてみる。

その価値はあると思うしリスクも少ない。

仮に改善が見られなかったら「診断・判断が甘かった」として次の一手に入る。

これでも「一つの可能性を潰せた」ので大きな前進だと思います。

流れとしては「とりあえず」のアプローチですけど、今の病院でみられる「取り敢えず」とは全然違います。

病院って鑑別診断ないですもん。

最初に見つかった「1つの可能性」が「全て」になる傾向がある。

  • 「ヘルニアがあるから取り敢えずそこにアプローチ」
  • 「ヘルニアもあるし、変形性股関節賞の可能性もあるし、梨状筋症候群の可能性もある。その中でヘルニアが一番匂うから取り敢えずそこからアプローチ」

この違いは物凄く大きいです。

関連記事

コメントは利用できません。

最近のコメント

    カテゴリー

    ページ上部へ戻る