どんな疾患でも「病院に行けばもう大丈夫」という勘違い。

公開日:2017/02/10
最終更新日:2017/04/21

良くある患者側の勘違い。

僕ら患者は大抵の人がこう思っています。

「病院に行けばもう大丈夫」

これは大きな勘違いです。

幾らなんでも突然やってきて「私、今こうなんです」と主張する患者さんの状態を「5分程度」で正確に把握して、正確に原因を突き止め、完璧なアプローチで症状を取り去る。

それはもう人間ではなく「神」か「エスパー」です。

良性発作性頭位眩暈症などで見られる「眼振」の様な「まず間違いない」という症状が出ていない限りは無理だと思います。

でも僕らはそれを期待してしまう。

何でなんでしょうか。

内科で貰う薬のインパクトが強過ぎる。

僕らが一番厄介になる病院は「内科」だと思います。

風邪をひいたらまず行く「診療科」ですよね。

いわゆる「感染症」の治療の為に誰もがお世話になる場所です。

そこで出される薬のインパクトが「病院の基本」になっているんです。

  • 抗生物質
  • 解熱鎮痛剤
  • 咳止めシロップ

今でこそ「解熱鎮痛剤」は「発熱が38度を超えた時だけ」といった内容が目立つ様になりましたが、僕が小学生の頃は普通に「食後飲んでね」というものでした。

その効果たるや絶大ですよね。

あっという間に痛みは消える。熱も下がる。眠気も来る。咳は止まる。

まさに奇跡。

風邪の特徴である「身体の重だるさ」が服用後30分程度でみるみるうちに収まっていくのは本当に体感的に凄い。

このインパクトをそのまま「感染症」以外の「疾患」全部にあてはめてしまうのが僕ら患者の悪い癖なんです。

当然ながら、当てはまりません。

筋骨格系と内科系は根本的に違う。

僕らが劇的な変化に感動し続けてきたのは「感染症」のお話であり「薬」のお話です。

「感染症」の場合は「薬」によって体内の化学反応に強制介入するから症状を劇的に抑える事ができるのです。

そして薬で三日間しのげば、身体の中では「抗原専用の強力な抗体」ができあがるので後は自然治癒力が風邪を完治に導きます。

だから薬も3日分のところが多かった。※今は5日分の方が主流なのかな。

3日間だけ薬で症状を抑えておけば「二次感染」が起こらない限りは自然治癒するのです。

ですが、

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 肋間神経痛
  • 坐骨神経痛
  • 変形性股関節症
  • 梨状筋症候群
  • 頚肩腕症候群
  • 腰椎ヘルニア
  • 頸椎ヘルニア

などの「筋骨格系」「神経系」の問題はそうは問屋が卸しません。

いわゆる「機能的疾患」「器質的疾患」というものです。

これらは「薬」によって痛みに強制介入を図ることはできますが、「感染症」ではないので「抗体が生まれて自然治癒する」とかそういう話ではありません。

だからいつまで待っても治らないし、痛み止めが切れたらまた痛むのです。

唯一、自然回復が望めるのは「一過性の原因による炎症」の疾患です。

「ぎっくり腰」などがそれにあたります。

「ぎっくり腰」から派生した腰椎ヘルニアなども、腰部の炎症が収まると痛みが改善されるケースも少なくありません。

これらは原因が「一過性の過負荷」になりますので、炎症反応が自然と収まっていく可能性が高いのです。

ですが、炎症の原因が「慢性的なもの」の場合は直接原因に対処しない限り炎症は継続されてしまいます。

原因が一過性でない場合は病院でも即効性が出ない。

筋骨格系の疾患は殆どがこちらに該当します。

いわゆる「慢性疾患」というものですね。

  • 肩関節の使い過ぎ
  • 膝関節への負担
  • 股関節への負担
  • 腰部への負担

炎症を起こす原因が

  • 「重過ぎる体重」
  • 「不良姿勢による重心の傾き」
  • 「特定部位への継続的な過負荷」
  • 「運動不足による機能低下」

といった「日常に根付いた」ものである場合が多く、薬で痛みを散らしたからといって「炎症が収まる」という事はありません。

根本的な問題にアプローチする必要があります。

病院が苦手としており、代替医療が得意としている分野となります。

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