間違ったストレッチについて

公開日:2017/02/14

そもそも何が間違いなのかを定義しないと駄目。

理屈っぽいんですが、ここ物凄く大切なので解説します。

「正しいストレッチ」とか「間違ったストレッチ」といった言葉が多いんですけど、ぶっちゃけると全てのストレッチは「正解」です。

ただ、その目的が違うというだけ。

ストレッチはざっくり言うと

  • 静的ストレッチ
    • スタティック
  • 動的ストレッチ
    • バリスティック
    • ダイナミックもこれに分類
    • これを緩くしたのがウォームアップかな
  • PNFストレッチ
    • 派生型
    • METもこれに分類かな

といった種類に分けられると思います。

それぞれのストレッチには微妙に違う目的があって、その目的に沿った内容になっていますので、別にどれが間違っていて、どれが正しいじゃないんです。

身も蓋も無い言い方をすると

僕ら一般人の「目的」と「選択手段」が一致していないのが一番「間違っている」ポイントなんです。

間違いなのはストレッチの方法じゃなくて僕らの認識不足だという。

ストレッチは何も間違えていないんです。僕らが間違えているだけなんです。

間違ったストレッチとは「柔軟性」を目的に「バリスティック」を行う事。

もうズバリこれです。

「バリスティックストレッチは危険」とする意見が多いですが、それは取り組む側が「柔軟性の向上」を目的に取り組む為です。

そして「勢いこそ全て」という良くわからない理屈が一時は物凄い勢いを占めていました。

これは昭和の根性主義だと思います。

というか普通に教える側に「身体の知識が無かった」という時代だったのでしょう。

運動前の準備体操という認識でしていたのもあると思いますが、それにしても「イタタタタタ!!」と言わせるのが目的だったのかなと思いたくなる程に適当だったと思います。

バリスティックは基本的に伸展反射(伸張反射)を起こす動きになります。

しかも、突然起こして去っていく。

そして再び伸展反射(伸張反射)を起こしにやってくる。

その繰り返しになるので、ひたすら神経を刺激するだけの運動になります。

柔軟性がつく性質の運動では全く無いんですね。

バリスティックは「関節運動」が目的となります。

ラジオ体操を例に出したらいいかと思います。

ラジオ体操はバリスティック、ダイナミックストレッチに分類して良いと思います。

いや違う、という意見もあるでしょうが人それぞれなので正解は無いです。

僕はバリスティック・ダイナミックに分類します。※バリスティックとダイナミックは特に分けていません。

ラジオ体操は昔のバリスティック程は激しくないですが運動がしっかり入るストレッチです。

柔軟性を伸ばすのが目的ではありません。

今ある柔軟性の中でしっかり動かす事。

これが目的のストレッチです。

関節をしっかり使ってあげる為の動的ストレッチという訳ですね。

ラジオ体操で柔軟性が上がらない訳では無いですが、それは運動を繰り返す中で関節の可動域が少しずつ広がっているからです。

関節の固有受容器に働きかけるストレッチとは根本的に違います。

「正しいストレッチ」については別記事を参照してください。

正しいストレッチについて

正しいという言い方もどうかと思いますけど。

エアロビなんかもバリスティックに分類される。

昔、とんねるずの石橋貴明さん、木梨憲武さん、定岡正二さん、デビット伊東さん、諸星和己さん、長嶋一茂さん、角田信朗さんが取り組んでいたエアロビ大会がありましたが、あれなどはラジオ体操を更にパワーアップさせたバリスティックストレッチになると思います。

物凄い運動量です。

跳んで跳ねて回して、捻って。

物凄い良質な関節運動のストレッチになっていると思います。

ただ、競技レベルまで高まっているのでストレッチと呼ぶのは難しいかも。

でも、エアロビクス自体は動的ストレッチから始まっているものです。

ストレッチも運動も、結局は同一線上にあるものなんでしょうね。

それを便宜上区切って個別に名称を与えているだけであって。

ストレッチって僕らが思っている以上に幅のある言葉なんだと思ってもらえると助かります。

僕らは「ストレッチ=身体を伸ばして柔軟性を高める」という固定観念に縛られているのです。

それはストレッチの1種類である「スタティックストレッチ」の事です。

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