歩行に関する間違った認識を知ろう。

公開日:2017/02/14
最終更新日:2017/02/15

歩行についての間違った情報は本当に多い。

「正しい歩行」というキーワードはネット上、書籍上に溢れています。

溢れているのですが、正直「歩行を勉強していない」人が書いているケースが多いと思います。

皆、自分が考える「歩行論」を先に展開するか、誰かが提唱している「話題性のある歩行論」に乗っかるか。

ただ、個人的には歩行論を展開するのは良いと思います。

医学の世界でも未だに歩行は謎が多い分野ですから。

ですが「医学が科学的に解明した歩行プロセス」は「基本中の基本」として最低限学ぶべきだと思います。

その先の「医学でも未解明」の歩行論を展開するのはアリなんじゃないでしょうか。

土台部分が抜けているケースが本当に目立ちます。

「踵をつく歩き方は悪い」とする歩行ネタが多い。

1つ、歩行の基本が抜けている理論を例に挙げます。

「踵からつく歩き方は駄目論」

この歩行ネタは結構根強いです。

  • 「昔は踵からつく歩き方が良いとされた」
  • 「実はこれが悪いという事がわかった」
  • 「膝が伸びきってしまうからだ」

この流れの「正しい歩き方」の記事が目立ちます。

ですが、人間の歩行を学んでいる人はすぐに気付きます。

「この人、歩行分析を勉強していない」と。

人間の歩行は幾つものフェーズの組み合わせになるのですが、

踵がつくフェーズの事を「イニシャルコンタクト」と呼びます。呼び方自体は他にも色々ありますが、僕はその言葉を使っています。

で、踵がついた瞬間に「膝が伸びてしまい、膝関節が衝撃を吸収できなくなる」というのが「踵から接地がダメな理由」なのですが、

それは「大股を意識し過ぎて足を前に振り出す人」に多いケースなんです。

普通に歩いている場合、ほぼ全員が踵の接地前に前に振り出した膝が僅かに戻るフェーズがあるんです。

これを「自由落下」といいます。

この自由落下を経て、踵がしっかり接地し前に押し出す力を生み出す訳なんですね。

つまり、踵接地の時点で膝って少し屈曲しているものなんです。

屈曲していないのは「正常な歩行ではない」と考える方が妥当です。

こういう「え?」と言いたくなるような理論が一杯あるんですね。

マサイ族の足を見ろ!というのもある。

マサイ族の足と僕らの足を比較する歩行分析もあります。

これは3点接地が大事だとするものです。

3点接地をしっかりすれば足全体で衝撃を受け止めるから身体に負担が生じないと。

マサイ族の足はだから指の感覚が広いだろうと。

僕はマサイ研究家では無いので想像でしかないのですが、

  • 杖を使って歩く
  • 頭に荷物置いて歩く
  • はだしで歩く
  • 草原を歩く
  • デスクワークなんてしない

こういった生活習慣からの「結果」なので、歩き方をマサイの人みたいにしたところで効果はあんまり期待できないんじゃないかなと思います。

話題が先行し過ぎているというか、本質的に何か抜け落ちてると思うんですよね。

まず「歩こう」

歩き方が、という話はもういいです。

取り敢えず「歩く事」から始めましょう。

多少、変な歩き方でもいいですから。

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