医療系のキュレーションサイトについて少しだけ書きます。

公開日:2017/02/15
最終更新日:2017/05/12

先に結論だけスパッと書く

「専門知識のない人が長文記事を何本も書く場合、他人の記事をリライトしなければできない。自分も他人のサイトをリライトするしかなかった」

引用:https://mainichi.jp/articles/20161219/mog/00m/040/010000c?inb=ys

つまりはこういう事だったという事です。

何が悲しいかというと「発注側」「受注側」共にそんな意識で作っていたという事。

昔は職業人としての「誇り」「プライド」といったものがそれなりにあったと僕は思っていたのですが、

今の時代はそんなものは「ナンセンス」なのか、それとも僕が思っている以上に基準が低くなっているのか、とにかくビックリするような事が多いです。

僕は医療系に関してしか意見できないですけど(医療系でも傍流なので立場が脆弱…)、それでも「え?これいいの?」と思わずにはいられなかったです。

書き手の想いが全く詰まっていないからです。

コピペ文章は一目でわかる。その人の意思が無い。これは本当に良くわかります。

書き手が「これくらいでいいだろう」と思い、発注者側も「こんなもんでいいだろう、どうせ記事作成者の責任だし」となり、仕上がったのが国内屈指のキュレーションサイトという悲惨な結末。

西村ひろゆきさんが言っていた「嘘を嘘と見抜けない人には~」のくだりが本当に刺さる一件だったと思います。

医療系のキュレーションサイトについて少しだけ。

「からだの歩き方」はキュレーションサイトじゃないですよ!

それだけは先に言わせてください(笑

本題に戻ります。

株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は1日、キュレーションプラットフォームサービスとして展開しているサイトのうち、「MERY」を除く9サイトの全記事を同日18時で非公開にしたことを明らかにした。守安功代表取締役社長兼CEOが出した謝罪文で発表した。

DeNAが運営するキュレーションサイトに関しては、健康・医療分野の「WELQ」について、専門家による監修のないまま間違った内容の記事を大量に公開し続けているとして批判を受け、11月29日21時に記事を非公開としていた。

引用元:http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1032901.html

所謂一つの「まとめサイト」の事ですよね。

運営会社の規模と運営責任者の話題性で狙い撃ちにされたとは思う。

正直、医療系のキュレーションサイトは何処も大して変わりません。

医療や代替医療の世界でまっとうに仕事をしている人はこう思っていたと思います。

「こんな事して、、、いいの?」

少しジャンルは違いますが、NAVERまとめの時点で既に「ネットって何でもありなの?」とドン引きしていたと思います。

引用を繋ぎ合わせてるだけ。

学生の論文よりも酷い。

その「NAVERまとめ」を少し洗練して登場したのがキュレーションサイトだと僕は思っています。

  • 安定した記事数を確保するために「ライターをお抱え」していく。
  • 質より量で他サイトを圧倒する為に外注の嵐にかける。
  • SEO優先なのでキーワードや文字数を最優先にする。

そして肝心の文章は「引用元に責任転嫁」する形で好き放題書ける。

自分達は「引用」しているだけであって、その内容に不備があった場合は「引用元」の責任であってこちらには非が無い。

そういう理屈だったんじゃないでしょうか。

最終的には「文章を書く」事自体を完全に外注化していたみたいなので更にリスクを外に置いていたのかなと。

でも、そうは問屋が卸さなかった訳ですけど。

これはもう運営会社の規模と、運営責任者の起業家としての話題性があったからだと思います。

「他だってやってるのに」

って思ってる部分もあるのかもしれない。

知りませんけど。

専門家の監修があっても変わらないと思う。

この記事では「専門家の監修の無いまま、間違った内容の記事を~」という件があるのですが、これは「監修があったとしても」変わっていなかったと思います。

「専門家だからそんな記事は許さないだろう」というのが僕が考える一般的な認識だと思いますが、その認識の枠外にいる専門家って沢山いるんですよ。

健康食品の世界を見てたらわかると思います。

「可能性が0だと証明できない」という時点で「あってもおかしくない」というすり替えを行う専門家は普通にいます。

なので、仮に専門家の監修があったとしても、この問題はやっぱり起こっていたと思う。

要は運営のスタンスの問題だったという事です。

目的達成の為に条件を満たすというベクトル。

決して記事の質を向上させる為に専門家を雇うのではなく、

自分たちの記事にお墨付きを与える専門家を見つけてくるという事。

何処かの記事でありましたが、サイト責任者の方が「この記事を読みに来る読者」ではなく「このサイトを評価する企業」の方向を向いて作成していたという事です。

医療系は「たまたま医療系だった」だけだと思う。

今回のキュレーションサイト問題は、色んなジャンルのキュレーションに跨っているみたいです。

この時点でもわかりますよね。

キュレーションシステムを「看板付け替え」で並行展開していただけだと。

つまり、取り上げる業界に対する関心はあんまり無くて「キュレーションサイト」のビジネスモデルが美味しいから「イケイケドンドン」になっていたという事だと思います。

でも、サイト閉鎖の影響で39億円の減損ですか?

やっぱりアクセスを回収するのは物量作戦が効果的って事なんですかね。

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