【突発性難聴】難聴についてまとめる by NHK今日の健康 パート1
Contents
突発性難聴の原因について
画像引用:http://u0u1.net/Czhj
まず、突発性難聴の「突発性」という言葉の意味は
「突然発生する」
という事です。
一方で「特発性」という言葉もありますが、こちらは
「原因がわからない」
場合に使われます。
- 突発性
- 特発性
の違いについては頭の片隅に入れておいてください。
色々な症例でちょこちょこ目にすると思います。
話を戻します。
突発性難聴の原因についてですが、
正確な原因は未だにわかっていません。
ただ、「発症しやすい人」の特徴があります。
- 睡眠不足
- 不規則な生活
- 多量の飲酒
- 疲労
- 糖尿病
速い話が「生活習慣が乱れている人」です。
多くの場合「片側」にだけ起こる。
突発性難聴の特徴として「片側に起こる」というものがあります。
これも詳しい原因についてはわかっていないようです。
現時点では
- 血流障害によるもの
- ウィルス感染等の炎症によるもの
ではないかと考えられているようです。
突発性難聴は早めの治療が肝心となる。
突発性難聴は「早め」の治療がとても重要な疾患です。
理想は発症したその日から。
遅くとも数日経過時点で治療開始が良いでしょう。
その理由は
内耳の有毛細胞が壊れる前に治療を開始すべき
だからです。
突発性難聴は血流障害や炎症で起こるのではないかと考えられていますが、血流障害によって内耳への血流が滞ってしまうと、たちまち細胞が壊れてしまい、
「壊れた細胞は元に戻らない」
という深刻な状態になるからです。
最小限に抑える為の早期治療となります。
突発性難聴の治療について
画像引用:画像引用:http://u0u1.net/Czhj
突発性難聴は原因が未だに不明です。
なので特効薬というものが存在していません。
現時点では
- 血流障害
- ウィルス感染
が原因ではないかとされていますので、治療法としては
「ステロイド」
による治療が開始されます。
「ステロイド」は抗炎症として優秀ですし、細胞のむくみを抑える効果があるそうです。
その他の治療は
「ステロイド」以外にも
- 血管拡張薬
- 抗凝固薬
- 代謝改善薬
- ビタミンB12
などが補助的に活用されます。
また、人工内耳による治療法も今後は先進医療として認められる方向のようです。
突発性難聴と間違われやすい病気について
突発性難聴の特徴として
- 片耳に起こる
- 再発はしない
というものがあります。
なので、同じ側の耳が「改善したり再発したり」という繰り返しになった場合は「突発性難聴とは異なる疾患」を考えるべきです。
- 一般的に間違われやすいものとしては
- メニエール病
- 外リンパろう
- 急性低温障害型感音難聴
などがあります。
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