変形性ひざ関節症をまとめる by NHKチョイス

変形性関節症について

  • 変形性股関節症
  • 変形性肩関節症
  • 変形性膝関節症

もうこれは「変形性関節症の御三家」と言って良いと思います。

運動性の高い関節であるがゆえの疾患。

運動性が高いという事は、それだけ不安定でもあり、運動性が高く備わっているという事はそれだけ頻繁に運動を要求される関節でもあるという事。

  • 関節そのものは運動性重視の不安定な作り。
  • 不安定な作りの関節を筋肉や靭帯で強力に補強している

これが御三家の基本設計です。

変形性膝関節症について

変形性ひざ関節症とは「膝」に起こる関節障害です。

  • 2400万人の患者
    • 股関節は400万~500万人で約1/6。
    • 50歳以上では2人に1人が罹患
  • 膝の軟骨がすり減って炎症が起こる

という疾患です。

主な発症原因としては

  • 加齢
    • 軟骨の質が低下
  • 筋力低下
    • 膝の内圧が弱まると内側の牽引効果が弱くなる。
  • O脚
    • 膝の内側に負荷が集中する
  • 肥満
    • 歩行時は2~3倍の負荷
    • 階段は3~4倍の負荷
    • ジャンプで7倍の負荷

膝に水が溜まる「関節水腫」について


画像引用:http://urx.blue/CHSr

良く「膝に水が溜まった」という話が出てくると思います。

見るからに膝に「パンパン」に張っているようなむくんでいるような状態です。

あれは滑液(関節液)の過剰分泌が原因です。

そして、滑液が過剰分泌される原因は「剥がれ落ちた軟骨」となります。

剥がれ落ちた軟骨は「チクチクした異物」であり、それが滑膜に接触する事によって「異物回収の炎症反応」が起こります。

その結果、異物回収の為に滑液の分泌が亢進し、関節内にどんどん貯留してしまうのです。

剥がれた関節軟骨の回収は滑液では不可能なのか、回収と新たな「軟骨の欠片」の発生のバランスが崩れているのか、詳細については触れられていませんでした。

ちなみに、滑膜内に放出された「軟骨の欠片」を「関節ネズミ」と昔は呼んでいました。

今では全く耳にしなくなりましたけど。

半月板の話もめっきり減った変形性膝関節症。

変形性ひざ関節症といえば、昔は「半月板」がすり減って、結果的に軟骨同士が接触する事で起こる炎症反応とされていました。

最近では「半月板」の解説が飛ばされており、すぐに「軟骨が接触」という部分に入っています。

医学界でも解説のトレンドがあるのでしょうか。

変形性ひざ関節症の手術について

骨切り術

すねの骨(脛骨)を削り取り、プレートをはめ込む事によって膝の重心を調整する手術です。

50代~70代でO脚やX脚などの患者さんが対象となります。

個人的にはO脚、X脚の状態をベースに重心調整をする術だと思っているので、術後に姿勢調整をした際には逆に重心が歪んでしまうのかなと心配が残ります。

姿勢によって不自然な重心になっている場合は、手術の前に姿勢改善から取り組む方がリスクは少なく済むはずです。

人工関節置換術

膝の関節を人工関節に置き換える手術です。最近では短顆型のような新しい形が生まれてきているようです。

人工関節全置換術

従来の人工関節置換術です。

膝関節を全て人工関節に置換します。

人工関節の寿命を考えて、再手術が必要のないと考えられる患者さんが適用となります。

多少の屈曲制限が出る等、運動機能は本来に比べると若干落ちるようです。

単顆型人工関節置換術

軟骨の摩耗が片側に限られている場合、片側だけを人工関節に置換するこちらの術式が選択できます。

全置換に比べると術後の運動制限が小さいのが特徴です。

ただし、耐久性に関しては全置換に比べると劣るようで、やはり「再手術の必要が無い」と考えられる患者さんが適用となります。

膝の筋肉は「内圧」を作る大切な筋肉。

膝に関わらず全ての筋肉に該当するのですが、

筋肉は外から圧を加える事で「内圧」を高めてくれます。

天然のコルセットと呼ばれる所以がこれです。

内圧が高まる事で関節を内側から上下左右へと押し出す力が「恒常的に働く」ので重力に対する「自動牽引」がかかっているようなもの。

これはとても健康効果が期待できます。

変形性膝関節症の有効な対処法について

変形性ひざ関節症に対する有効な手段は

  • 筋力アップ
    • 膝関節の内圧を高める
    • 膝のコルセットを作る
  • 減量
    • 膝にかかる負担を減らす

これが鉄板となります。

プロテオグリカンについて

番組中に「プロテオグリカン」についての解説がありました。

変形性膝関節症における検査で「プロテオグリカン」の検査が有効であると。

プロテオグリカンは「水を引っ張る力」を持っているのでその成分量で関節の状況が把握できるそうです。

検査に関しては有効だと思うのですが、摂取はまた別です。

とりあえず「糖質」と「タンパク質」の複合体ですので、体外からの摂取は余り効果は期待できないと考えてください。

体外から「タンパク質」を摂取すると「アミノ酸」に分解した上で「吸収」となります。

僕らの体内にある「タンパク質」は「自分自身」という「一点物」なので外部からの「別物タンパク質」は「異物」となってしまうのです。その為に一度「個性の無い原材料のレベル(アミノ酸)」まで分解する必要があるのです。

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