【脳梗塞の早期発見】脳血管の病気をまとめる by NHK今日の健康

脳梗塞の一歩手前!「脳主幹動脈狭窄」


画像引用:http://urx3.nu/DmRM

「脳主幹動脈狭窄」は診断名なのかな?

何か疾患を起こしているという訳ではなく、あくまで

「脳梗塞のリスクが高い状態」

を指すものとなります。

脳の主幹動脈が狭窄を起こしている訳ですから、要は「詰まりかけ」という事です。

脳梗塞の1歩手前という表現も決して間違ってはいないと思います。

脳主幹動脈とは


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主幹動脈とは「脳に血流を送る主な動脈」です。

要は太い「国道血管」だと考えてください。メインストリートです。

脳主幹動脈には5つあり、

  • 内頚動脈
  • 中大脳動脈
  • 前大脳動脈
  • 椎骨動脈
  • 脳底動脈

があります。

脳主幹動脈狭窄とはこれらの動脈が狭窄を起こして狭くなっている、血流障害が起こっている状態を指しています。

脳主幹動脈狭窄による脳梗塞発症のプロセス


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脳主幹動脈狭窄から脳梗塞が起こるプロセスは特殊なものではありません。

心筋梗塞と同じで「血栓」によって引き起こされると考えられています。

つまり、動脈硬化です。

最初に起こるのは動脈硬化からの血管狭窄です。

プラークが形成され、血管の内径が狭くなり、血圧が高くなります。

最終的に薄く伸ばされている血管壁が傷つき、血栓が形成され、さらに血流障害が促進して高血圧も進みます。

そして血栓が血流にのって分離し、血管内で引っかかる事で「ダムを形成」し脳梗塞へと繋がる流れです。

脳梗塞とは別の「一過性脳虚血発作(TIA)」もある

血管に血栓が詰まった場合でも、すぐに血栓が流れてしまい一時的な閉塞で済む場合もあります。

そういうケースを「一過性脳虚血発作(TIA)」と呼ぶそうです。

脳梗塞も一過性脳虚血発作も起こるまでは無症状。

これは当たり前です。

脳血流が閉塞を起こして初めて異常を感じるので、それまでは症状はありません。

ただし、高いリスクを抱えている、脳血流が障害されていることに変わりはありませんので、明確な症状はなくとも、

  • 身体がだるい
  • 頭がぼーっとする
  • 何か違和感がある
  • 疲れやすい

などの血流障害の症状は出ている可能性があります。

結局は「身体の声が届いているか否か」の話になってしまうのです。

脳主幹動脈狭窄の検査

脳主幹動脈狭窄の検査は画像検査です。

  • MRA
  • CTA

等がありますが、どちらも方法論が違うだけで目的は「動脈の画像を撮る」事です。

脳主幹動脈を起こしやすい人


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脳主幹動脈狭窄を起こしやすい人は

  • 脂質異常症
  • 糖尿病
  • 高血圧

を持っている人です。

いずれの場合も「動脈硬化」を引き起こしやすい状態にあります。

つまり、脳主幹動脈狭窄は「現代病」であり「贅沢病」といえるのです。

  • 食べすぎ
  • 偏り過ぎ
  • 運動不足

これを解消することで脳主幹動脈狭窄のリスクは大幅に減らせると断言しても良いと思います。

脳主幹動脈狭窄の治療


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脳主幹動脈狭窄の治療は実にわかりやすいです。

  • 禁煙
  • 禁酒
  • 危険因子への対処
    • 脂質異常症
    • 高血圧
    • 糖尿病
  • 抗血小板薬(血液サラサラ)

とにかく「生活改善」という事ですね。

精密検査の結果によっては無症状の場合でも「手術」「血管内治療」の検討がされるそうです。

これは狭窄の程度によって変わってくると思います。

頸動脈内膜剥離術(CEA)


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脳主幹動脈狭窄の原因となっている「プラーク」を頸動脈の内膜ごと取り除く手術です。

頸動脈は非常に繊細な血管と思っていたのですが、今はこんな手術も可能になっているんですね。

驚きました。

血流再開の即効性は高いと思うのですが、リスクが無くなっても、このリスクの塊を生み出した生活を変えない限り、同じ事が起こるリスクは抱えたままです。

手術を受けたからといって、以前と同じ生活を送る事だけは避けましょう。

頸動脈ステント留置術(CAS)


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こちらは血管内治療となります。

脚の付け根(股関節)の血管からカテーテルを通し、患部まで届けます。

患部で行う作業は主に二つ。

  • 血栓が脳血管へと流れないようにするフィルターを設置
  • 狭窄を起こしている部位にバルーンを設置して内径を確保する

この二つです。

一般的な動脈硬化のステント治療と殆ど同じです。

血栓の遊離防止のフィルターを使うというのは初めて聞きました。

今はこんなものも開発されているんですね。

意外と大きい「ステント」


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これ、頸動脈で使うステントだそうです。

結構大きいんだな

と僕は思いました。

僕らの首にある血管って思っていた以上に太いんですね。

大動脈弓の部分ってどれくらい太いんでしょうか。

脳梗塞の簡単チェックは「FAST」


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これは簡易検査としては非常に便利だと思います。

この「FAST」検査はアメリカ脳卒中協会が指針としているそうです。

  • Face:笑ったときに左右の口角が上がっているか
  • Arm:掌を上向きにして前に上げた時に両手が平均化しているか
  • Speech:ろれつが回っているか
  • Time:発症時刻の確認

脳梗塞は発症4時間半が勝負

脳梗塞は発症から4時間半であれば「t-PA」という薬を使えるそうです。

4時間半という境界線があるそうですが、患者さんが偽った場合はどうなるのでしょうか?

そこだけ気になりました。

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