関節リウマチをまとめる【どんな病気?】 by NHK今日の健康

関節が痛み、変形するリウマチ


画像引用:http://ur0.link/Dyuj

関節リウマチというと

  • 自己免疫疾患
  • 手足の関節がきしむ
  • 関節が痛くて動かし辛い

といった症状が頭に思い浮かぶと思います。

思いますが、僕は上図をみて「ここまで関節が変形する病気なのか」と驚きました。

一体、身体の中に何が起こっているのか。

単なる自己免疫疾患という言葉で片付けるにはいかないと思います。

関節リウマチは関節に炎症が起こる疾患

関節リウマチは自己免疫疾患ですので、自分の身体、組織を「異物・抗原」として判定してしまい、免疫対象として排除に働いてしまう病気です。

本来は「滑膜」部分に炎症が起こり、滑膜の肥厚などが起こる疾患なのですが、進行してしまうと

「骨にまで滑膜が侵食する」

という状況が起こるそうです。

滑膜が骨に侵食した状態が上図の関節の変形ということですね。

免疫反応が24時間起こり続ける事で生じる現象かと思われます。

「寛解」が目的となる疾患

関節リウマチには「完治」という概念が存在していません。

現時点では「寛解」という病気を上手にコントロールできる状態に置くことを第一目標としています。

とはいえ、1970年代までは関節リウマチが自己免疫疾患であることすらわからず、ただ「痛み止め」と「ステロイド」で痛みに対処することしかできなかった時代と比べると雲泥の差といえるでしょう。

現在は「抗リウマチ薬」の登場によって、異常な免疫反応を抑制し「進行を遅らせる」ことが可能となっています。

実は高齢者の病ではない関節リウマチ

関節リウマチというと、どうしても高齢女性の疾患と考えてしまいがちです。

ですが、実際には発症は「30代~50代」が非常に多く、症状が進行するのは高齢者であっても、その発症自体は勤労世代の間に起こっている疾患なんですね。

  • 全国で60万~70万人の患者がいる
    • そのうちの1%を対象に大規模調査中
  • 86%が女性の罹患

現在、全国規模の調査中

余談ですが、現在関節リウマチに関しては全国的な大規模調査が行われており、全リウマチ患者の1%が参加しているそうです。

全発症者の1割ではなく1%で「大規模調査」と言えるんですね。

僕はそっちが個人的に勉強になりました。

関節リウマチの進行の流れについて

繰り返しになりますが、もう一度関節リウマチの進行のプロセスを振り返ります。

  • 自己免疫反応の異常が起こる
  • 滑膜が免疫反応のターゲットとなる
  • 滑膜に炎症反応
  • 滑膜が傷つき、肥厚しだす。
  • 肥厚した滑膜が骨に侵食を始める
  • 関節が変形していく

最初は免疫による炎症反応だったのが、最終的には物理的な骨や関節の変化へと繋がっていく疾患です。

関節リウマチの危険因子について


画像引用:http://ur0.link/Dyuj

関節リウマチの危険因子は複数あります。

特に身近でコントロールできる危険因子としては

  • タバコ:2倍のリスク
  • 歯周病:2.7倍

などがあるようです。

歯周病とリウマチというのは何とも結びつきにくいのですが、タバコよりもリスクが高いのに驚きです。

「朝のこわばり」について

関節リウマチの症状で「朝のこわばり」というものがあります。

これは寝ている間に関節部位に「炎症物質」が溜まってしまって起こる症状のようで、朝起きてしばらく動かしていると症状が改善していきます。

溜まっていた炎症物質が血流に流されたと考えて良いでしょう。

関節リウマチの検査について


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関節リウマチの検査ですが、より正確にわかるのは

抗CCP抗体の検査

だそうです。

これは関節リウマチ特有の反応だそうで、リウマチ検査では「リウマチ因子」の検査と並び正確な状況を把握できるそうです。

関節超音波検査のオレンジは血流

あと、関節超音波検査も優れた関節リウマチの検査となるようです。

これは普通のエコーと基本的には検査の方法は変わらないのですが、関節部分に「炎症反応=血流の局所促進」がある場合は「オレンジ色」で表示されます。

これは一目瞭然なので診断側のミスも無いでしょうし、診断される側の納得もすぐに得られる方法です。

 

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