関節リウマチをまとめる【薬物療法】 by NHK今日の健康 パート2

関節リウマチは「寛解」には手が届いている。


画像引用:http://ur0.link/DyzF

関節リウマチは「完治」は未だに難しい疾患ですが、「日常を不自由なく送る」レベルでの「寛解」は到達していると言って良い疾患です。

2000年度にはわずかに8%に過ぎなかった寛解到達が2016年時点で52%と、2人に1人は寛解を達成しています。

「まだ50%か」という事もできますが、関節リウマチの歴史から見ればこれは十分に「光が指す」50%だと思います。

関節リウマチの薬の歴史

関節リウマチの薬の歴史についてまとめます。

  • 1897年:アスピリンの誕生
    • 非ステロイド性抗炎症剤の代表格
    • サリチル酸に代わる抗リウマチ薬として開発された
    • 重い副作用があったサリチル酸に比べて副作用の少ないアセチルサリチル酸へ。
    • ただし、アセチルサリチル酸もそれなりに副作用がある。
  • 1948年:ステロイド誕生
    • 恐らく現時点で最強の抗炎症薬
    • 魔法の薬として脚光を浴びた
    • 副作用が大きい点がネックとなっている。
  • 1970年:抗リウマチ薬の誕生(と番組で紹介される)
    • 抗リウマチ薬はアスピリンもあてはまる。
    • リウマチのメカニズムに介入するという意味では初の抗リウマチ薬か。
      • 1970年代に関節リウマチが自己免疫疾患だと判明した。
  • ——-ここまでは主に「鎮痛薬」がリウマチ薬だった——–
  • 1999年:メトトレキサートが日本で販売開始
    • 世界の第一選択薬となっている
      • 日本でも8割のリウマチ患者が服用
      • 副作用に間質性肺炎がある
        • 関節リウマチ治療において発症率が高いとされている。
    • 妊娠中絶薬としても
    • 抗ガン剤としても
  • 2016年~:生物学的製剤に期待
    • 分子標的治療薬とは少し違う
    • 生きた細胞が作るタンパク質を使う
      • タンパク質のため経口投与は無効
      • 注射で打つ
    • サイトカインをターゲットにするタイプ:サイトカインに結合する
    • T細胞をターゲットにするタイプ:サイトカイン分泌を阻害する
    • 点滴か自己注射で
    • 副作用として免疫低下が起こる
    • 身体に起こる現象(ホメオスタシス)を阻害する事で目的と達する。

生物学的製剤は医療費がかかる


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非常に効果的とされている生物学的製剤ですが、金銭面ではそれなりの負担が生じます。

これは「3割負担」の金額です。

重粒子線治療等もそうですが、結局は最先端医療は

お金に余裕のある人

が受けることができる治療なんだなと改めて感じます。

それは仕方のない事だとも思いますけど。

薬に対して手厚い医療保険なんて聞いたことないですし。

関節リウマチの治療薬にも「分子標的治療薬」が出てきている


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実は関節リウマチの薬にも「分子標的治療薬」が出てきているそうです。

関節リウマチの場合は「トファシチニブ」という名称で「炎症を引き起こす分子」をターゲットにします。

サイトカインを狙い撃つのも同じようなものですが、この場合はより関節リウマチ特有の炎症誘引因子に働きかけるということでしょうか。

非常に期待される薬ではありますが「免疫低下」が副作用として現れるので注意が必要です。

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