ホメオスタシス(内部恒常性)について

ホメオスタシス(恒常性とは何か)

ホメオスタシスという言葉は色んな書籍で目にすると思いますが、中々その「定義」となると分かりにくいと思います。

  • 維持する能力
  • 自然治癒力
  • 恒常性を維持する能力

といった様々な呼び方もあるので余計にややこしく感じてしまう様です。

僕は「自然治癒力=ホメオスタシス」には違和感を感じる方

ホメオスタシスについては「自然治癒力」という表現が一番わかりやすいとは思います。

分かりやすいとは思うのですが、厳密にいえば「自然治癒力」という言葉では収まりきらないものだと僕は感じてしまうのです。

「治癒力」という言葉が入ると、何かしら身体に「外傷」「損傷」といった傷ついた部分が存在しているイメージがつきます。

傷ついたから治す力。それが治癒力みたいな。

人間のホメオスタシスって「傷ついた部分を治癒する」だけに留まらないもっと大きな枠組みの仕組みだと思います。

つまり、「自然治癒力」とは「ホメオスタシス=内部環境の恒常性」の1要素という事です。

そこで僕は「内部環境の恒常性」という言葉を良く使う。

僕がホメオスタシスの説明に使う時には

「内部環境の恒常性維持の力」

という説明をしています。

言葉にすると難しく感じるのですが、ざっくり言うと

「セットポイント(中心点)に常に戻ろうとする力」

という事です。

 

  • 代謝活動を通じて身体が酸性に傾けばアルカリ性へと戻ろうとする。
  • 感染症などで異物が身体に侵入すれば抗体を作り追い出そうとする。
  • 外傷で組織が傷つけば、組織を修復しようとする。
  • コレステロールが溜まってきたら、コレステロールを運び去ろうとする。
  • 循環血液量が減ってきたら、血流量を増やそうとする

常に身体には一定の基準点(セットポイント)が存在していますが、それが生命活動の中で基準点からずれてしまう時が出てきます。

そんな時に、その変化を察知して、元の基準点へと緩やかに戻そうとする力。

この「バランスを保とうと働く力」こそが「ホメオスタシス=内部環境の恒常性」だと僕は考えています。

自然治癒力という言葉にしてしまうと、血流量の調整などはどうにも当てはまりにくいんですね。

なので

  • 「常に基準点に戻ろうと働く力」
  • 「常に基準点に戻そうと働く力」
  • 「体内に起こる変化の幅を最小限に抑えようと働く力」

という説明をしています。

ホメオスタシスは常に働いている。

これ、勘違いされやすいのですが、ホメオスタシスは「ONとOFFが切り替わる性質」ではありません。

身体は常に化学反応(変化)を起こしている訳ですから、ホメオスタシスも常に働いています。

寝ているときだって常に働いています。

僕ら人間の身体は常に振幅の幅がある状態というか、同じ状態でいる時間なんて1秒だって無いんです。

常に動き続けており、その変化を常にモニターし続けているホメオスタシスは常にその変化に対応しています。

僕らの身体はコンビニと同じ24時間営業なんです。

コンビニはシフト制で人が入れ替わりますけど、僕らの身体はそうはいきません。

常に同じスタッフが生まれてから死ぬまで生涯に渡って「不眠不休」で働いていますので、もっともっと労わってあげましょうね。

身体の仕組みを学ぶと身体を労われるようになると思います。

身体の仕組みを学んでいくと、きっと感じる時が来ると思います。

  • 身体って本当にすごい!
  • 何て身体にムチャをさせてきたんだろう!
  • 身体に謝りたい!
  • これじゃ病気にならない方がおかしい
  • 自分で病気にしてるようなもんじゃないか

知れば知るほどにそう思うはずです。

僕らは何も知らないからこそ、身体を大切にせず、身体にムチャばかり押し付けてきたのです。

身体の仕組みを学んで、少しでもいいから自分の身体を労わってあげてください。

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