汗は汗でしかない
カーヴィーダンスでもお馴染みの樫木裕実さんをはじめ、多くの著名人の方が
「汗は天然の美容液」と仰っています。
デトックス効果があるといった話の他、角質層に水分を補給して潤いを与えるといった事も言われているようです。
個人的にはその働きもあるかもしれませんが、非常に微々たるものだと思います。
細かい理屈は省きますが「それ本来の役割」を考えた方が本質に近付けると思うのです。
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汗本来の目的は「体温調整」である。
もうこれですよね。
汗は元々血漿成分です。
つまりは体内では血管を走り回ったり、毛細血管から細胞へと移動したりする「細胞外液」のことだと思います。
それが体温調整の為に汗腺から分泌されて、身体の熱を気化熱として奪って体温を下げると。
汗の本来の役割は「肌の潤い」でも「デトックス」でもない体温調整なのです。
その過程で副産物としてのデトックスや美容であったとしても、本来の役割が「デトックス」「肌の潤い」であるものに比べて微々たるものだと思うのです。
人間のデトックス経路は「大便」「小便」が9.5割です。
汗の割合はデータにもよりますが、2~3%あたりみたいです。
一方の「うんち」「おしっこ」は二つ合わせて95%。
これで「汗はデトックスに良い」なんて言えますか?
汗に拘るくらいなら、1日1回の快便に拘った方が余程効果的なデトックスだと思います。
汗をそれ程かかなくても身体に悪い事はないですが、
「うんち」は便秘となって出なくなったら沢山のデメリットが生じてきます。
出たら出たで、デトックス効果は汗の「45倍」くらいあります。
芸人のヒロシさん風に言うと
画像引用:https://goo.gl/4XI3SY
「汗は汗でしかなかとです」
という事だと思います。
要は「食物繊維がレタス1個分!」というのと同じ。
そもそものレタスに食物繊維ってそんなに無いですよという話。
「汗」とエイジングの話は「汗をかく運動が良い」ということ。
デトックスについては上記の通り。
肌の潤いについてなのですが、肌の潤い自体は「皮脂膜」という肌バリアと肌表面の潤いを維持する仕組みがあるのでもういいと思います。
化粧品って皮脂膜の奥にある角質層に浸透させるものが殆どだと思うのですが、皮脂膜を意図的に壊して塗るって事なのかな。
ここら辺は男なので良くわかりませんが「お化粧は肌に悪い」とは良く聞きますし、化粧品は成分を角質層に浸透させるという広告が多い事からもやっぱり皮脂膜にも悪さをしている気がします。
話がそれましたが、エイジングに関してです。
汗とエイジングに関しては「汗は美容液」という名言があります。
僕はTVで樫木裕実さんが仰ってるのを拝見しました。
「汗があるから化粧はいらない」と。
これなんかは簡単に分析できると思います。
- 汗をかく「運動」を日常的に行う
- 化粧をしない
もうこれだけで十分エイジングですよね。お肌にも優しいですし。
汗じゃなくて「運動」と「化粧しない」の二つ。
実際、汗と美容液という言葉で検索に出てくる美容系サイトの多くも「汗は最高の美容液」とするものの、結論としては「運動」に帰結しているようです。
なので「エイジング」は「汗」ではなくて「運動」にありという事で良いと思います。
繰り返しですが、汗本来の役割は「体温調整」なんです。
多少はあるかもしれないオマケ部分を持ち上げ過ぎだと思います。
運動こそがデトックスとエイジングを兼ね備えていると思う。
結局は「運動」で事足りると思います。
「汗」がどうとかの話はいい。
しっかり運動をすれば
- 夜もしっかり眠れる
- 翌朝も元気に起きれる
- 全身の血行促進になる。
- お腹も減る
- 全身運動は胃腸への刺激にもなる
- 快便になりやすい
- NO効果で血管も若返る
等々、正にデトックスにエイジングもまとめてこなしてしまう。
もうこれ以上言う必要は無いと思います。
「汗」がどうとかいう前に「取りあえず毎日普通に歩いてごらん」という事です。
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